公開情報から競合他社の戦略を予測する

英国カーリース会社のヴァナラマが、アップルの自動車関連特許をベースに、アップルカーのコンセプトデザインを制作しました。アップルが実際にこのような自動車を作るかどうかはわかりませんが、とても興味深いですね。

これをただ面白いと言って終わらせるのではなく、貴社の競合他社や市場を分析するために、このような活動を真剣に検討されてみてはいかがでしょうか?

各国の情報機関は、諜報活動の9割以上を、オープンソース・インテリジェンス(OSINT)に当てていると言われています。OSINTとは、新聞・雑誌・インターネットなどのメディアを継続的にチェックして情報を得る手法です。

企業活動、特に研究開発に関する活動の調査のためには、特許は価値ある情報ソースです。特許を取得するにはそれなりのコストがかかるので、その技術を特許出願する価値があるかどうかを検討した上で特許出願しているからです。もちろん、技術論文も重要です。

商標も情報ソースになります。先日、ナイキがバーチャルグッズの商標を出願していたことが判明し、メタバースへの参入を検討かと話題になっていました。

一つ一つの情報は小さなものでも、継続的にウォッチングしていくことで、全体像が見えてくるかもしれません。

当社では、ウォッチングサービスも承りますので、ご遠慮なくご相談ください。