10月12日に日本を襲った超大型台風「ハギビス」。私は無事でしたが、翌日には21件の河岸崩壊が報告されました。日本では9月上旬に台風ファクサイが発生したばかりです。ファクサイは、関東地方に上陸した台風の中では、記録的な強さだったと言われています。この台風の影響で、まだ回復できていない人もいます。
最近の台風は非常に強力です。第4次全米気候評価報告書(NCA4)で予測されているように、台風の降雨量や強度が増加しています。これは、地球温暖化の影響で海面温度が上昇していることが原因です。
防災技術や再生可能エネルギー技術の開発・活用の促進
私がインテレクチュアル・ベンチャーズに在籍していた頃、同社がハリケーン抑制のプロジェクトを立ち上げ、ソルター・シンクの技術を発明し、特許を取得したのをふと思い出しました。
ハリケーン抑制の最新情報
ソルター・シンクのアニメーション
特許:Water alteration structure applications and methods (US8685254B2)
このプロジェクトが結局どうなったかは知りませんが、このような防災技術の開発は、蓄電やコスト削減のような再生可能エネルギー技術の開発と同様に必要です。
そして、有用な技術は広く使われるべきです。しかし、そのような技術を開発した企業の開発費を回収する必要性も考慮しなければなりません。このような技術については、特別なパテントプールを作り、各国政府がライセンス料の一部を負担することで、企業のライセンス料の負担を軽減することも考えられます。
特許権行使による化石燃料の使用量削減
再生可能エネルギー技術を開発する一方で、化石燃料の使用を減らす必要があります。どの国も何をすべきかはわかっていると思いますが、経済成長を考えなければならないため、対策に踏み切れないのです。
化石燃料の方が安いという理由もあるのでしょう。もし化石燃料の方が高価になったらどうなるでしょうか。
特許は、他人がその特許技術を使うのを止めさせたり、ライセンス料を要求したりすることができる権利です。つまり、必要な措置を講じようとしない企業に対して特許権を行使することで、その事業を中止させたり、高額なライセンス料を要求したりして、化石燃料を利用するメリットを失わせるようなことができます。
このように、化石燃料の使用を減らしつつ、再生可能エネルギーを推進するという正しい方向に、特許を使って導いていくことができるかもしれません。将来的には、特許は活動家にとって良いツールになるかもしれません。
グレタ・トゥーンベリは、9月23日にニューヨークの国連本部で開催された国連気候行動サミットでセンセーショナルなスピーチを行いました。
国連気候行動対策サミットにおけるグレタ・トゥーンベリのスピーチ
私たちは、この問題について真剣に考えなければなりません。自分が生きている間は大丈夫だというようなエゴを捨て、より良い世界を次の世代に引き継ぐべきだと思います。
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